2024年11月6日(水)に、「図書館総合展2024」フォーラム会場(パシフィコ横浜)にて、「図書館たほいや」プレイ体験会を実施しました。
ここ数年、図書館総合展での「図書館たほいや」実施はオンラインがメインとなっていたため、パシフィコ横浜のリアル会場での実施は実に5年振り(!) 。
例年同様、「図書館とゲーム部」の一企画として実施させていただきました。
元々は13:00〜13:30, 13:30〜14:00の計1時間予定でしたが、12:30頃から興味を持ってくださった方々と遊びはじめ、その後も参加者や使用辞書を入れ替わり立ち替わりしながら、結局終了したのは15:30。約10ゲーム20名弱の方に遊んでいただくことができました。
用意した辞書は以下6冊。
もはや「図書館たほいや」で鉄板となりつつある「日本語オノマトペ辞典」をはじめとして、筆者イチオシの「色の日本語いろいろ辞典」や、読み物としても面白いと有名な「新明解国語辞典」などを揃えました。
・日本語オノマトペ辞典(編:小野正弘/小学館)
・擬音語・擬態語辞典(編:山口 仲美/講談社)
・色の日本語いろいろ辞典: コトバにも色がある!(編:加藤 迪男/日本地域社会研究所)
・三省堂 現代新国語辞典 第六版(主幹:小野正弘、編:市川孝、見坊豪紀、飯間浩明、中里理子、鳴海伸一、関口祐未/三省堂)
・ことば選び実用辞典 (編:学研辞典編集部/Gakken)
・推しが尊すぎてしんどいのに語彙力がなさすぎてしんどい -腐女子の感情類語辞典-(編:ポストメディア編集部/一迅社)
体験会では「擬音語・擬態語辞典」も多く使用されました。「日本語オノマトペ辞典」と同種類のように思えますが、方言特有の語も多く収録されている「日本語オノマトペ辞典」とはまた異なり、こちらは古語・古典文学からの収録が多数。「図書館たほいや」の魅力の一つである、辞書による表現の違いなども楽しんでいただけたのではないかなと思います。
また、プレイされた方や説明を聞いてくださった方からは、
「普段図書館で手に取られる機会の少ない辞書の存在を知ってもらうことができるのはとても嬉しい」
「今ある辞書を使えるのですぐにできそう」
「最近はわからないことがあればすぐにインターネットで調べることができてしまうので、紙の辞書自体に触れるきっかけとしてもよさそう」
といった感想も多くいただきました。
「図書館たほいや」はオンラインでも楽しく遊べるゲームではありますが、せっかくなら紙の辞書をみんなで覗き込んだり、誰かが使った辞書に興味を持ってその辞書から次のお題を出したり、選択肢が出た時の反応からどれが誰の回答なのかをメタ推理したりとかしてわいわい遊んでいただきたいなとも思います。(個人的にも「図書館たほいや(たほいや)」はリアルで遊ぶ方が好きです!)
とはいえ、実際に会場まで足を運べないことなども当然あるかと思います。ルールや遊び方の幅が広いのも「図書館たほいや」のいいところですので、状況に応じて使い分けていただければ嬉しいです。
最後に、今年の図書館総合展会場では、例年配布しているリーフレットに加え、3年前の図書館総合展企画「中学生による『図書館たほいやパンフレット』公開審査会」で選ばれた、中学生制作のリーフレットも配布しました。
当時のアーカイブ動画や、審査会で惜しくも選ばれなかった他案についても過去ブログ記事で紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください。
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